メタリフェルホソアカクワガタ成虫飼育編

メタリフェルホソアカクワガタ成虫飼育編

和名 メタリフェルホソアカクワガタ
学名 Cyclommatus metallifer
産地 SULAWESHI PALOLO-PALU
インドネシア共和国 スラウエシ島

2003年に
BIDDERSオークションで、
初令幼虫を5頭購入し、
2004年にようやく羽化までこぎつけた
「オス1頭+メス3頭」からスタートして、
2006年度には、結果的には4頭が
2年で509頭になりました。

オークションで幼虫販売183頭。
セッティング中が227頭。
成虫もオークションで9ペアと
宇都宮競馬場のフリマで20ペア販売。
2ペアが現在産卵中で、
プリンカップに37頭の初令~2令幼虫
がおりますので結果的には4頭が
2年で509頭になっています。

ブリード目的で無い場合の
成虫飼育環境は、針葉樹マットを
敷くと良いです。
理由は、ダニやコバエが皆無に
なるからです。

羽化直後は広葉樹マットで、
育ちますので、ダニやコバエが着いています。
針葉樹マットには殺菌効果があるようで
この飼育環境だと、そうした害虫を
見かけなくなります。

メタリフェルホソアカクワガタに限らず
他のクワガタやカブトをブリード目的以外で
飼育する場合には、この方法をお勧めします。

エサは市販のゼリーで充分です。
ゼリーカッターを使用すると非常に便利です。

ブリード目的の場合は下記です。
成虫飼育環境概要(産卵セット)を説明します。
詳しくは幼虫飼育編にて図示します。

飼育ケースは、夏場は
比較的大きなものを使用しています。
(幅30cm長さ40cm高さ20cmのプラケース)
オスを4~5頭とメスを12~16頭
くらい同居させています。
但し、オス同士の喧嘩が皆無では
ありませんので殺し合いも出ます。

冬場は、比較的小さなものを使用しています。
保温性を考えました。
(幅15cm長さ21cm高さ16cm
のプラケース:ダイソー100円)
オスはなるべく1頭だけにします。
メスは2~4頭入れています。

種親の牙の長さが子孫に影響しないようなので
牙の短いものは種親にしています。


常にコバエ対策が必要なので、
飼育ケースごと、収納袋で包んでいます。
コバエが外部から侵入しないように
していますが、逆に発生したコバエが
外部に出ないようにもなります。

この成虫ブリード中に一番悩まされるのが
「コバエ」です。
クワガタにとっては害が無いようですが、
人間にとっては嫌なものです。

コバエはゼリーでなく発酵マットに湧きます。
飼育ケースから出てこないように
ケースを密閉しますが、
空気が通気出来ないと
クワガタが死んでしまいます。

だからケースにはドリルで穴を
明けてその穴を布切れで塞いで
僅かに通気できるようにします。
コバエが行き来出来る大きさの
穴があると悲惨な目にあいます。
(大量増殖したコバエが周囲をうろつきます)
コバエ対策はずいぶんやりましたが、
決定打に欠けています。
メーカーなどで販売しているコバエ対策グッズは
確かに採れますが絶滅迄には至りません。

やたらにお金がかかるばかり
なのであまりお勧めできません。
私のブリード室には部屋の天井四隅に
「ハエ取り紙」が吊るされています。
温室内の壁にはハエ取り板紙を張り付けています。

食虫植物(ウツボカズラやサラセニアンなど)
は全く効果なしでした。
「ハエ取りグモ」を飼育ケースに同居させましたが
目だった効果は有りませんでした。
何か良い手がありましたら是非とも教えてください。
この「コバエ対策」がちゃんとできたら
発明レベルの大成功を収められると思います。

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