2020年10月4日(日)感染症対策投稿-0009次亜塩素酸水の日本国内普及活動について

寒くなりインフルエンザ到来時期になりますが、
コロナ問題が落ち着く様子もないまま、
私達は、有効な感染症対策を講ずる必要性に迫られています。
自分が知りえた範囲で、役立つ情報提供をしてゆきます。

(次亜塩素酸水を知った切っ掛け)
2020年2月、日本はコロナ惨禍に見舞われていました。
同時期に海外でも大騒動に発展していました。
私自身が4年前にフィリピンに駐在していた経緯が有り、
多くのフィリピンの友人達がコロナに苦しむ状況を見ていました。

偶々YouTubeで見つけた「手作り電気分解方式の次亜塩素酸水溶液製造機」を
真似して作成したことが切っ掛けで、フィリピンの友人達への支援を考えました。

ユーチューブ動画通りの機器で、次亜塩素酸水溶液を製造すると、
塩素濃度のばらつきが激しく、時には8時間かけて作成したものが
全部だめになる事もありましたので、部品の材質や組み立て方法に
様々な工夫を凝らし、ほぼ安定的に製造出来る方式に行き着くのに
約2か月かかりました。

その後、確立した製造方法で、この次亜塩素酸水溶液生成機を
10台を手作りし、PH試験紙や塩素濃度試験紙、その他必要機材を
集めてフィリピンにEMSで送付しました。

コロナ問題により通常なら1週間の輸送期間が1.5ヶ月かかりました。
その後、遠隔指導で、電気分解方式の次亜塩素酸水溶液の生成方法と、
使用時の塩素濃度への調整方法やPH測定などのレクチャーが完了したのが
2020年8月末でした。

フィリピンでは電気分解方式で生成していますので、
塩素濃度を50ppmで使用するようにしています。

2020年9月からは、ご近所への頒布を開始しています。
但し、フィリピンでは次亜塩素酸水溶液の知名度が低く、
あまり歓迎されていないようです。
このフィリピン展開は、宣伝や規模拡大の必要性から、
株式会社The earthと連携して対応する予定です。

本来の仕事がコロナ惨禍で停滞しているうちに、
感染症対策としての次亜塩素酸水溶液の普及に尽力するようになりました。

(日本での拡散への切っ掛け)
このフィリピンでの電気分解方式を進めながら、
効率的な製造方法を模索し、辿り着いたのが、
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム粉末を溶かす方式です。
但し、水道水のPH値一般傾向で効果低減もあるので、
対策をしています。

又、以下で詳しく説明いたしますが、
コロナ問題で不足したアルコール製品の代替品確認を
国が担って検証を実施しました。そのおかげで、
次亜塩素酸水溶液の効果の確認が正式に公表されています。

そこでは、次亜塩素酸水溶液のPH値、塩素濃度による
ウィルス、細菌への効果が明確にされています。

PH数値が5.0~6.5の間で、塩素濃度が35ppm以上で有効性が確認されています。
但し、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム粉末を溶かして作る場合には、
塩素濃度を100ppm以上を推奨としています。

従い、この基準を維持できれば効果ある感染症対策ツールになります。
当プロジェクトは、この基準の次亜塩素酸水溶液を安価に手軽に
活用できる方法を広く周知しようとするものです。

今後も続く感染症問題へは、日常生活習慣での対応を考えて、
手軽に簡単に出来るウィルス対策を先ずは自国で根付かせる必要性を実感し、
今回のプロジェクトとなりました。

(ウィルス対策製品のアルコール代替品としての国の検証)
次亜塩素酸水溶液は、医薬品でも医薬部外品でもなく消毒剤でもありません。
扱いが雑貨品であり、販売に際する規制が無い為に、
誤った情報での販売がなされる場合もあり、情報が混乱しています。

しかし他方では、日本では昔から生活に普通に使用されてきています。
特に、養鶏場、養豚場などの畜産業では、感染症対策に欠かせないものです。
学校のプールには1ppm以下、水道水には0.1ppm以下の塩素濃度で利用されています。

このような混乱の解決と、不足したアルコール製品代替を目的に、
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、
新型コロナウイルスを用いた候補物資の有効性評価結果の
最終報告をとりまとめました。
令和2年6月26日, 7月7日(一部の発表資料を差し替えました。)

※新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価(最終報告)
~物品への消毒に活用できます~
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200626.html

検証の結果、一定の濃度以上の「次亜塩素酸水溶液」が、
新型コロナウイルスの消毒に対して有効であることが確認されました。
有効と判断された「次亜塩素酸水溶液」は以下のとおりです。
☆次亜塩素酸水(電解型/非電解型)は、
有効塩素濃度35ppm 以上
☆次亜塩素酸水(粉末溶解方式)のジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、
有効塩素濃度100ppm 以上

【引用元】厚生労働省・経済産業省・消費者庁
「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-4.pdf

コロナ惨禍に見舞われて、様々な新種ウィルスの出現を危惧する現在は、
この次亜塩素酸水溶液を正しく理解して、その活用を生活習慣にする事が大切です。

当プロジェクトでは、国からの公表内容をを具体的に活用して、
日本中の大勢の人達が、次亜塩素酸水溶液を使用して、
コロナだけで無く感染症全般を克服出来るようにすることが狙いです。
何よりも、私自身、家族、親戚、ご近所、関係者の安全の為です。

(展望・ビジョン)
私個人の海外での挑戦内容を、FACEBOOK、TWITTER、自分のブログなどで
拡散したところ、水や電気、化学薬品の専門家の方々から多数の知恵を頂きました。

感染症対策品を検討する上で、日本の技術力はとても頼りになります。
スタートが素人実験でも、本物の次亜塩素酸水溶液生成に辿り着けました。
今回のプロジェクトで繋がるご縁に期待を寄せています。

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