2020年9月3日(木)感染症対策投稿-0006
(次亜塩素酸水の塩素濃度について)
塩素濃度測定に便利そうなデジタルppm測定器
がWEBで販売されています。
ここでも、これだとばかりに多数(13個)購入しました。
もちろん電池も交換しましたが、使い物にならない。
ppm表記が有れば塩素濃度だと勝手に理解していただけでした。
あれは不純物の含有量を計測する測定器だそうです。
塩素濃度のマスターを作るために、
市販のジアテクター(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム粉末)を
1,000㏄の水に、1.67グラム溶かして、
それを2倍希釈して、塩素濃度500ppmの次亜塩素酸水を作りました。
塩素濃度試験紙は、500ppmの茶色を示していますが、
ppm測定器は287と234という数値です。
やはり塩素濃度は試験紙で判定せざるを得ないようです。
次に、使用上必要な塩素濃度についてです。
掲示した画像では、40ppmでノロウィルス、インフルエンザウィルスに
対する有効性が示されています。
更に、噴霧器に使用する場合には、50ppmでの使用が推奨されています。
従い、50ppmの次亜塩素酸水を作るやり方をフィリピンメンバーに
レクチャーすることになりました。
次回は、塩素濃度の操作についてです。